行方市をゆる~く小さな旅 その3=芹沢地区に伝わる河童伝説=

行方市観光協会by:行方市観光協会

空が高くなり、秋の訪れを感じますね。

今回のゆる~く小さな旅は・・・。芹沢地区手奪橋(てうばいばし)へ河童に会いにいきましょう。

『国道355号線を快適ドライブ』

霞ヶ浦ふれあいランドから出発。国道355号線へ出て、石岡方面へ向かいます。

筑波山と霞ヶ浦を眺めて素敵なドライブ(運転席の方は運転に集中ですよ。)

しばらくすると右手に【新選組ゆかりの地】の看板が見えてきますので、見逃さず右折です。

『手奪橋に到着です』

ここは県道116号線、行方市芹沢です。

梶無川が流れるこの場所で、河童がお出迎えしてくれます。

『河童の恩返し』

昔むかし梶無川に棲む河童は、領地の見回りを終えて屋敷に帰る途中の殿様の馬を川に引っ張り込もうとして、殿様に腕を切られてしまいました。

その夜、お屋敷へ河童がやってきて「腕がないと泳げないし、魚も捕れません。」としょんぼりしています。かわいそうに思った殿様が河童に腕を返したところ、目の前で妙薬を使い腕をヒョイとくっつけました。驚いた殿様に河童は「お礼にこの薬の作り方を教えます。そして毎日魚を差し上げます。届かなくなったら私が死んだと思って下さい。」と言って帰っていきました。

次の日からお屋敷に毎日魚が届くようになり、数年が経ったある朝。

その朝、魚が届かなかったため河童を心配した殿様が川を探させたところ、かなり上流の与沢(小美玉市)で腕に傷のある年老いた河童の屍が見つかりました。恩を忘れなかった河童に感動した殿様は、祠を立てて霊を祀りました。

『芹沢城址にて』

芹沢家四代当主範幹は、京都へ越いたとき医術を学んでおり、今に伝えられる白薬・万病円など疵の治療薬を諸国の大名に提供しており、そのお礼状が今でも芹沢家に残っているそうです。

このことが【河童の恩返し伝説】となって今に伝えられているんですね。

芹沢城址(行方市芹沢512)

川のせせらぎを聴きながら、律儀な河童に想いを馳せて・・・・。

私たちは美味しいランチを求めて国道355号線を戻ります。

『行方市おいしいランチ情報』

県道183号線(旧国道355号線)沿いの玉造小学校入口付近にある『ピットイン』さんにおじゃましました。

入口の三角屋根が目印の昭和レトロな雰囲気あるレストラン&喫茶店です。

お店の方にお勧めをお聞きし、今回は(*^^)v

ハンバーグとスタミナ焼きと生姜焼きを注文しました。

鉄板に乗ったデミグラスソースハンバーグ。とろ~り目玉焼きもたまりません。

野菜たっぷりスタミナ焼き。にんにくがきいたソースが食欲をそそります。湯気がご覧いただけるでしょうか?!

そして生姜焼き。やわらかい豚肉にタレがたっぷり💛こりゃあ、たまらん💛

セットのサラダとお味噌汁(実はライスも)もチョイスしました!!!

食後においしいコーヒーを頂いて、とっても満足。かわいいカップもうれしいですね。

ピットイン

茨城県行方市玉造甲853-3

0299-55-2121

営業時間:10時~20時

定休日:日曜日

皆様もぜひ!!ゆる~く小さな旅をお楽しみ下さい。


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