生産量日本一!茨城のレンコン農家の素顔に迫る!!

アバターby:鹿行ナビ

立派なレンコンを収穫して笑顔の藤崎さん

日本一のレンコンを求めて

煮物や天ぷら、サラダなど、レンコンはさまざまな料理で活躍する主婦に喜ばれる食材です。輪切りにしたときの穴が「先を見とおす」ことに通じる縁起物とされ、お正月の食卓にも欠かせません。茨城県のレンコンは作付面積、生産量ともに日本一なんです。

シャキシャキとした食感が料理にアクセントを与え、筑前煮やきんぴら、挟み揚げ、ピザやサラダなど、和食の定番から斬新な創作料理まで、レンコンはさまざまな料理で重宝される食材です。食物繊維たっぷりで、ビタミンCや鉄分、カリウムなどの栄養もバッチリ。味も優しく、調理も簡単! 近年人気が高まっています。

「この機会にぜひ行方のおいしいレンコンを食べてほしいですね!」と収穫の真っ最中の畑に入り、笑顔で話してくれた藤崎源治さん(麻生地区レンコン部会副部長)。稲作から転じて、40年以上レンコンを生産しているそうです。藤崎さんのレンコン畑は霞ヶ浦・北浦から少し離れた山間にあります。

節でつながったままのレンコンが売られているのも地元ならでは

「浦の近くだと風があって、水温も少し高いんです。地下水が豊富なので、行方は山間でもレンコン栽培に適した土地がたくさんあります。おいしいレンコンを作るには、少し粘土質の土地がいいですね。収穫は年に1回。4月ごろ植えて、10月から11月ぐらいに収穫の最盛期を迎えます。真冬の氷が張った畑で作業することもあるのですが、地下水は温かいので水面から湯気が立ったりして幻想的な風景が広がりますよ」

レンコンの人気が高まっている理由の一つに、栄養価が高い食材と認知されてきたことが挙げられます。「ここらは風邪を引く人が少ないんです。花粉症が少ないのもレンコンのおかげじゃないかな」と藤崎さん。「昔はレンコンとレンコンをつなぐ節にも栄養があるといわれて、ぜんそくになると、すってはちみつと混ぜたものを食べていました」と教えてくれました。

おすすめの食べ方は、すって、合いびき肉と混ぜたミートボール。焼いても、鍋に入れても、おいしいそうです。お子さんが喜ぶのは、スライスして揚げたレンコンチップス。塩コショウをふって、ビールのおつまみにもぴったりだそうです。

「レンコンは先にいくほど小さくなるけど、そこは煮物にしたらおいしいですよ。太さや切り方によっておいしさが変わるのもレンコンのおもしろいところですね」

のどかな風景のなかに、レンコン栽培特有の水を張った畑が広がる

今では一年中スーパーなどで気軽に買うことができるレンコンですが、やっぱりおいしいのは旬となる冬の時期。新鮮なレンコンほど、食感もいいそうです。行方ではレンコン料理を提供している飲食店も多いので、ぜひ足を運んで、本場ならではのシャキシャキした食感を味わってみてください。

■オススメレシピ

第1回行方レンコンレシピコンテスト 最優秀賞 

レンコンのマグロメンチ挾み
(東京都:MOANA LANIさん)

【材料(2人分)】
レンコン スライス6枚
マグロすきみ 80g
麩 4個
玉ねぎ 1/4 個
卵 1個
水 大さじ1
おかき 60g
ガーリックソルト 少々

【作り方】
①おかきはミルで細かくし、卵の半量に水を加えて、卵水を作ります。
②マグロのすきみに麩、玉ねぎのみじん切り、卵の半量、ガーリックソルトを混ぜてこね、マグロあんを作ります。
③5㎜にスライスしたレンコンに軽く小麦粉を振りかけてからマグロあんを挟み、小麦粉、卵の順につけ、細かくしたおかき衣をつけます。
④天板に並べてアルミホイルをかぶせ、両面グリルで9分焼きます。
⑤残り2分のところでアルミホイルを取って焼いたら完成です。

地元レンコンを買う、食べるなら、ここ!

行方市観光物産展

(道の駅たまつくり)

農家で収穫されたばかりの新鮮なレンコンが並びます。野菜王国行方が誇る水菜やチンゲン菜、さつまいもなどが驚きの安値で販売されています。湖の恵みで作る佃煮も行方自慢の味です。

鴨肉とレンコンの相性は抜群!

行方バーガー
「かもパックン」
500円(税込)

一番人気のナマズバーガー「なめパックン」もお試しあれ!

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(この記事は月刊アントラーズフリークスのホームタウン浪漫紀行に加筆修正を加えて掲載しています)


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