日本一の生産量!鉾田市メロン物語その2 秋のアールスメロン

アバターby:鹿行ナビ

2016年に鉾田で開催された「メロンサミット」において、鉾田が誇るメロンは品質、味ともに非常に高い評価を得ました。買いやすい価格も魅力で、地元の食卓でも愛される味覚です。秋は「アールスメロン」の季節。出荷を迎えるメロン農家と品質を維持する管理センターを訪ねました。

鉾田のメロンといえば、春から夏にかけて出荷されるアンデスメロンやクインシーメロンが思い浮かびますが、秋は緑肉のアールスメロンが市場に出回り、人気となります。

「糖度は春のメロンのほうが高いのですが、なめらかな肉質と香り、上品な甘さがアールスメロンの特長です」と、JA茨城旭村営農販売課長兼副センター長の須加野弘さん。

「徹底した品質管理でおいしさを届けます!」と須加野弘さん

「平成16年から導入した光センサーが、鉾田メロンの最大の売りです。熟度や糖度を光センサーで1つずつ測定して、糖度11度未満のメロンは出荷されません。形やネットも検査員が手作業でチェック。徹底した品質管理が、鉾田メロンの高評価につながっています」

栽培の工夫と苦労

暑さに強いといわれるアールスメロンですが、近年の猛暑を乗り越えるには、農家の皆さんも大変な苦労があるそうです。

「アールスメロンは1株に1個の実がなります。ハウスのなかで栽培しているのですが、温度、湿度の管理には細心の注意が必要です。暑すぎても大変ですが、日照時間が少なくても生育が難しくなります。鉾田のメロンは厳しい検査があるので、品質に自信がなければ出荷できません。暑い夏を乗り越えて甘く育ったメロンをぜひ楽しんでください!」とJA茨城旭村アールスメロン部会副部会長の長峰勝浩さん。

メロン1玉1玉に愛情を注ぐ長峰勝浩さん

鉾田の旭地域は、鹿島灘に面していて、温暖な気候と潮風が、農作物をおいしく育ててくれるそうです。関東ローム層の水はけのよい大地、昼夜間の気温差がある気候もおいしいメロン栽培にぴったり。メロン1つ1つに貼られたQRコードを読み込むと、生産されている農家の方を知ることができるので、ますます愛着が湧いてきます。

秋のメロンのシーズンは11月の霜が降りるころまで。贈答用にも喜ばれる箱入りメロンはインターネットでも注文できますよ!

オススメスポット

安心・安全! おいしいメロンを買うならココ!

この時期「メロン」の看板でにぎわう鉾田ですが、検査済みの安心、安全なメロンを手に入れるなら、JA茨城旭村の直売所である「サングリーン旭」がオススメ。食べごろを迎えたアールスメロンが並びます。農業王国の鉾田ですから、メロン以外の野菜や果物も豊富! 驚きの安さで農作物が買えるとあって、観光で訪れる人もたくさんいます。イベントも開催されているので、ぜひホームページをチェックしてみてください!

住所▶鉾田市樅山602-6
TEL▶0291-37-4147
営業時間▶9:00~18:00
(10月~3月は17:00まで)
定休日▶10月~3月 第2・4水曜日
※臨時休業、定休日を変更する場合があるのでお問い合わせください。

メロンの通信販売はこちらから!
http://www.sungreen-asahi.jp/

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(この記事は月刊アントラーズフリークスのホームタウン浪漫紀行に加筆修正を加えて掲載しています)


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