現代版アルシン丼を考える~オスペンギン山中の鹿行物語その3~

オスペンギンby:オスペンギン

3回目でございます。今回は10代前半あたりの鹿行の思い出を書こうと思います。

となると、やっぱり僕の世代だと鹿島アントラーズです。

約27年前、僕が小学校6年生の時にJリーグが始まりました。

当時の鹿行地域は、強くてスーパースターもいる鹿島アントラーズで大盛り上がり。サッカーに全く興味のない近所のお爺さんやお婆さんも、アルシンド(当時のブラジル人エース)がどんな人か分かるぐらいでした。

『アルシン丼』という、アルシンドの髪型をモチーフにした丼も大流行。たしかネギトロの周りにスライスしたキュウリを乗せたような丼だったと思います。

そうです。つまり『盛り方を変えたネギトロ丼』でした。もしかしたらお店によって違ったりした可能性もありますが…

それでも当時は大人気。もし今復刻しても、インスタ映えの要素は十分だと思います。

そして、スタジアムやショッピングセンターのチェリオにも銅像がある『サッカーの神様』ジーコ。プレーだけじゃなくファンサービスもまさに『神対応』で、いきなり自宅まで押し掛けた子供達にもサインや握手をしてくれると話題でした(良い子はマネしないでね)。

学校では同級生達が『オレ昨日ジーコの家行ってきた!』『ジーコの家、オレも前に行ったよ!』『オレは明日行くんだ!』と、『え?親戚?』というような感じになっていたことを覚えています。

そんな当時、僕が初めてカシマサッカースタジアムに応援に行ったのは、Jリーグ初年度のサンフレッチェ広島戦。

細かいことは記憶に無いんですが、負けました。

チケットは『プラチナチケット』と呼ばれるほど入手困難で、やっとできる初観戦だったので、とても悔しかったです。

そしてしばらくしてからまた見に行けた試合もサンフレッチェ広島戦でした。

また負けました。

強いアントラーズなのに…

そして次に両親から『チケット取れたよ』と言われたとき、『相手がサンフレッチェ広島なら行かない!』と答えたことを覚えています。

結局、別のチームとの試合ではあったんですが、そもそも対戦相手に関わらず『普段ほとんど負けないのに、自分が見に行くと2回中2回とも負けてる』という結果に、ジンクスのような物を感じて、また負けてしまうんじゃないかと感じていました。

観戦前日に、ゲン担ぎのつもりで母ちゃんに頼み込んで作ってもらった『手作りアルシン丼』を食べ、その効果かどうかは分かりませんが、無事にアントラーズの勝利を初めて生で見ることができました。泣きそうになるぐらい嬉しかったです。

嫌なジンクスを壊してくれた『アルシン丼』

今の選手達にも、そういう物があると楽しいんじゃないかと思い、勝手に考えてみました。

味や見た目などの詳細はさておき、名前のフィット感も心地よい『アルシン丼』にならって、ネーミング先行になっております。

『エヴェラウ丼』(ボリュームのある丼)

『土居聖まん』(中身がギッシリ詰まった中華まん)

『遠藤や寿司』(いぶし銀の職人が握ったお寿司)

『関川郁まん』(火を噴きそうなぐらい辛い中華まん)

『犬飼智焼き』(しっかりと焼いたお肉)

『レオシルバーガー』(スタミナがつきそうなハンバーガー)

『曽ヶ端ひと酒』(長生きできそうなお酒)

などなどでしょうか。どれも美味しそう。

そして書いてみて気が付きましたが、『曽ヶ端ひと酒』って『養◯酒』…


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