鹿嶋の海でヒラメ船釣り!鹿行初心者体験記

鹿嶋市地域おこし協力隊by:鹿嶋市地域おこし協力隊

鹿嶋の海といえば…やっぱり釣り!

初心者でも大丈夫!手厚いサポートが魅力

冬の鹿行、鹿島灘の魅力は何と言っても海産物。もちろん年中新鮮で美味しいお魚を食べることができる鹿嶋ですが、この時期は特に美味しい魚がある。それが、鹿島灘のヒラメだ。11月1日の鹿島灘ヒラメ釣り解禁日には、大きな獲物を求め早朝から県外ナンバーの車が鹿島港に整列する。鹿島灘のヒラメ釣りは3月頃まで楽しむことができる。

今回は、そんな鹿島灘ヒラメ釣りを私―鹿嶋市地域おこし協力隊のユウナが体験してきました。釣りほぼ初体験の私、不安でいっぱいながらも鹿島港に向かいます。

初めての海釣り、初めての船釣り、準備は?

「脇に挟んで巻くんだよ!巻いて巻いて!」つきっきりで教えてくれる漁師さん

今回は船宿 幸栄丸さんにお世話になりました。船宿での船釣りは、釣り道具(竿・仕掛け・オモリ)のレンタルがあるのが嬉しいポイント。その上、釣りの知識がない私のような素人でも「エサはこうやってつけるんだよ。」「ちょっと巻いてみて。」など、手取り足取り教えてくれます。長年の経験から、タイミングを教えてくれたり、水深の調整もしてくれます。至れり尽くせりです。

照り返しが強いので、気になる方は日焼け止めも塗りましょう

なので、自分で準備するものとしては服装、経口薬、水分の準備など。特に冬の船釣りは海風の影響もあり思っている以上に寒いです。ホッカイロや裏起毛のインナーなどで寒さ対策は万全に!上下ともに濡れにくい服装(スキーウエアでもOK)、船の上は濡れて滑りやすいので長靴の準備が必要です。酔い止めと日焼け止めは船に乗る前に済ませておきましょう。ライフジャケットは船に乗るタイミングで配られるので準備はしなくても大丈夫です。釣った魚を持ち帰るときはクーラーボックスも持っていきましょう!

ユウナの服装・持ち物

・ワークマンの防水ジャンパー
(撮影日11月初旬は比較的暖かく、この程度でも大丈夫でした)
・ユニクロのフリース+ニット+ヒートテック
・ユニクロのブロックテックのズボン+着圧レギンス
・長靴とあったか靴下
・頭の日焼け除けにキャップ
・ショルダーバッグ
(スマホ・マイボトルinホットのお茶・タオル・酔い止め・日焼け止め・ほっかいろ・マスク)

いざ、船釣り!鹿島灘ヒラメは「泳がせ釣り」

船が止まり、船長の合図で一斉に海に糸を下ろします。鹿島灘ヒラメの釣り方は「泳がせ釣り」と言う、生きたイワシをエサに海底約50cmほどの高さをキープしながら、イワシを食べるのを待つ釣り方で行います。ヒラメは頭上に小魚がやってくるのを海底でジッと待ち、勢いよく何度も噛みつきながら魚を弱らせ食べます。その為、しっかりとヒラメがかかるまでは糸を巻きません。

イワシ君!頑張ってきてね!という思いを込めて・・・(ごめんね泣)

エサの付け方やリールの巻くタイミングも漁師さんが教えてくれます。「いまだ!巻いて巻いて!!」と言われるがまま巻きます。重たくて巻けないでいると、漁師さんが竿を補助してくれました。

葛藤の顔。重くて竿が上に向かないよ!

初心者でも大物ゲット!まさかの魚も釣れました!

逃げられたり(ばれたり)、根がかりしたり、いろんな試練を乗り越えて、ついにかかった!釣れた!と思ったのも束の間。何やらこれはヒラメではない…と素人ながらに感じました。というのも、リールが動かないほど重く、すごく暴れていたんです。気を抜くと巻き戻されてしまうほどの力。

「お?これはシーバスか?」

と漁師さんが補助しながら一言。シーバス=白身魚でムニエルとかが美味しいあのスズキだ!食い意地を張った私は、勢いよく巻いて見事にゲット!(竿はしっかりと持っていただきながら)60cm越えのスズキをゲットしました。こりゃ重いし、暴れるわけですよね…(笑)

ヒラメとまさかのスズキをゲット!大きな魚で腕がもう…あがりません…

お目当てのヒラメは?というと、そのすぐ後に釣れました!今回も重く、漁師さんに補助を頼みました。ちなみに、そのあと小さいヒラメがかかり自分で釣ることができました!鹿島灘では資源保護のため35cm以下のヒラメはリリースすることとなっているため、小さなヒラメはそのままリリース。大きくなって会えることを楽しみにしているよ~!

実際のヒラメ釣りを動画でご覧ください!

釣ったヒラメは美味しくいただきました!

お願いすれば、船を降りてからさばいてくれます。

無事に鹿島灘ヒラメを釣ることができたので、美味しくいただくことに!船宿ではさばいて食べることもできるし、持参したクーラーボックスなどで持ち帰ることも可能です。漁師さんに美味しい食べ方を聞いてみると、
「ヒラメはちょっと寝かせたほうが旨味が出るよ。オススメは昆布締めかな。生じゃなくてもムニエルとか唐揚げも美味しい。生の甘みを楽しむか、火を通したフワフワ感を楽しむか。いろんな楽しみ方ができるよ!」
とのこと。せっかくなので漁師さんオススメの昆布締めにしました!

釣りが趣味の方にさばいていただきました!

想像以上に歯の上で弾むヒラメの身、白く透き通る甘い刺身はまさに絶品。オススメの昆布締めは、昆布の旨味が溶け出て弾力も相まって「うまい」と一言つぶやいて、黙々と箸が進んでしまいました。本当に美味しい物を食べるときは、無言になってしまいますね…(笑)大物を釣り上げると、エンガワ部分がたくさん楽しめてコリコリの食感が好きな方にはたまりません!

鹿島灘で船釣りに挑戦しよう!

まさか釣れるとは…これも手厚いサポートのおかげ!

いかがでしたか?「え?初心者の私が本当に釣れた…!」と驚きのまま下船した私。優しく頼もしい漁師さんが補助してくれるので、初心者でも女性でも、もちろん男性でもベテランでも楽しめます!是非、冬の味覚「鹿島灘ヒラメ」を釣りに行ってみてはいかがでしょうか?

幸栄丸

https://koueimaru-f.jp/
住所 鹿嶋市新浜13
電話 0299-8-2775

写真・動画提供:鹿嶋市


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