多くの工場が立ち並び、漁業やスポーツ合宿も盛んな神栖市には、御朱印を授かることのできる神社が2ヶ所あります。今回は2ヶ所として、息栖神社をご紹介します!
息栖神社(いきすじんじゃ)
息栖神社は、神栖市息栖にあります。さすが東国三社、道中いたる所で看板を見かけます。ここでは駐車場入口の看板写真(2ヶ所)を載せますね。
駐車場は無料ですが、年末年始や行事の際は混雑必至!ちなみに日が暮れると、猫ちゃんたちの憩いの場になります。
まずは一の鳥居へ。日本三霊水の1つ、忍潮井(おしおい)があります。周りの海水を押しのけて真水が湧き出るのは非常に珍しく、西暦194年から生活水として大変貴重な役割を果たし続けました。現在忍潮井から水を汲むことはできませんが、境内の取水舎の奥にある湧き水が忍潮井と同じ清水です。
利根川支流の眺めも必見です。お昼でも夕方でも最高です!
いざ、境内へ。薄暗い時間帯の神社が醸し出す神秘的な雰囲気、大好きです。
※御朱印受付は15時半までですので、目当ての方は要注意!虫刺されにも注意!!
息栖神社の起源は第15代応神天皇の時代とされていますが、正確には分かっていません。はじめは神栖市日川(にっかわ)に創建され、807年に現在地の息栖に遷座されたと伝えられています。
東国三社巡りは江戸時代から親しまれており、乗合船で利根川流域を巡るツアーは当時大ブームだったようです。順番は決まっていませんが、江戸からの観光客は香取神宮→息栖神社→鹿島神宮の順に参拝したそうです。
そもそも東国三社は、「国譲り」の神話で各御祭神の関係性(※)が記されていることに由来します。息栖神社では久那斗神(くなどのかみ)を主神、天乃鳥船神(あめのとりふねのかみ)を相殿神として祀っています。
※「古事記」では、建御雷神(たけみかづちのかみ 鹿島神宮)を、天乃鳥船神が補佐したとされています。「日本書紀」では、建御雷神と経津主神(ふつぬしのかみ 香取神宮)を、久那斗神が先導したとされています。
境内に複数パワースポットがある息栖神社。御神木や境内社はもちろん、精霊が宿り幸せをもたらすといわれる招霊(おがたま)の木、若者が力の王者を競うために用いた「力石」など、隅々まで見渡してみてください!
さらに、息栖神社は映画「弱虫ペダル」(2020年8月14日公開)のロケ地に!
物語の序盤、主人公の小野田坂道(King & Prince 永瀬廉)と今泉俊輔(伊藤健太郎)が勝負するスタート地点になっていて、その様子を寒咲幹(橋本環奈)が見守っています。ホームタウンに今をときめく若手俳優・女優が来ていたとは!たまりません!
映画鑑賞後、劇中のアングルをできるだけ再現した写真を撮りました。
1枚目はスタート前のシーンその1。
スタート前のシーンその2。映画では”栖神社”まで映っていました!
こちらはスタート直後のシーン。忍潮井の文字がはっきり映っていました。このT字路を右折して、息栖神社のシーンは終了です。
御朱印は神札授与所で授かることができます。写真は夕方の様子ですが、しっかり日中に頂いてきました!
また、東国三社全てを参拝すると記念品を頂くこともでき、神社によってどのようなお品を頂けるか異なります。鹿島神宮・香取神宮の御朱印を見せればOK。
【息栖神社基本情報】
茨城県神栖市息栖2882(潮来ICから車で15分 カシマスタジアムから車で25分)
TEL 0299-92-2300
URL:https://ikisujinja.com/
神札授与所:10:00~16:00 ※御朱印受付は15:30まで