今回紹介するのは、秋を象徴する花、コスモスと彼岸花の風景です。
ふんわりはかなげなコスモスから皆さんはどんな印象を受けるでしょうか?
花ことばを調べてみました。なんと花の色によって意味が違うようです。
「ピンク:純潔」、 「赤:愛情・調和」、「白:優美」、「チョコレート色:恋の終わり」。
そしてコスモスの花自体は、「乙女の真心、謙虚、調和、平和、美しさ」という意味があるそうです。
コスモスの花の雰囲気になんとなく合っていますね。
写真は潮来市の上戸川(わどがわ)のコスモス畑です。撮影したのは9月29日です。まだつぼみが開いていない花もあり、五分咲きぐらいでした。見ごろは10月初旬ごろではないかと思います。
毎年、潮来市では「コスモスまつり」として、秋の初めに、稲刈りの終わった田んぼに種を撒いて、約1万本のコスモスを咲かせていますが、今年はコロナウイルスの関係で、イベントとしては実施しないそうです。けれども毎年楽しみにされている市民や観光客の皆さんにコスモスを楽しんでいただこうと、例年ほど多くの種は撒いてはいませんが、花を咲かせてくれました。
日によってはコスモス畑のバックに筑波山を望むことができます。撮影した日はうっすら青い筑波山が見えたのですが、写真から分かりますでしょうか?
そのコスモス畑の近くには北利根川(常陸利根川)が流れていて、土手沿いに赤い絨毯を敷き詰めたような見事な彼岸花の群生を見ることができます。潮来市の職員の方が、観光パンフレットには載っていないおススメの風景として教えてくれました。
地元の人しか知らない穴場スポットです。本当に見事な赤です。
必ずと言っていいほどお彼岸前後に花を咲かせる花ですが、今年はお彼岸の後にやっと咲き始めました。異常気象の影響でしょうか…
彼岸花の花ことばも調べてみました。
「悲しき思い出、あきらめ、独立、情熱」。そしてこちらも色によって意味が違うそうです。
「白:また会う日を楽しみに」、「赤:情熱」、「黄色:思いやりの心」
なるほどと思わせる花ことばですね。
この彼岸花の群生は、コスモス畑の近くから「潮来市立ボートセンターあめんぼ」までの約2キロの範囲で見ることができます。
土手沿いにはつくば霞ヶ浦りんりんロードが整備されていて、何人ものサイクリストが秋の風をうけながら颯爽と走り去っていきました。
犬の散歩をするおじいちゃん、ウォーキング中のお母さん、地元の人にとっても憩いの場となっています。
文・写真:橋本(鹿島アントラーズ 地域連携チーム)
◆潮来市ホームページ
https://www.city.itako.lg.jp/page/page001203.html
◆いたこフィルムコミッションホームページ
https://www.city.itako.lg.jp/page/page001092.html