
やっぱり鹿島神宮でしょ!
カシマスタジアムでの観戦と併せて楽しめる、ホームタウンの観光スポットやおいしい名産品をご紹介しています。今回は、スタジアムから歩いて30分ほどの距離にある鹿島神宮をご紹介します。試合日になるとユニフォームを着たサポーターが、必勝祈願に立ち寄ります。
泊まりで鹿嶋を訪れたら、ぜひオススメしたいのが、早朝の奥参道散歩です。真っすぐに伸びる杉の木から古代に創建された威厳が感じられ、その枝や葉の隙間から、朝の木漏れ日が穏やかに降り注ぎます。
「鹿島神宮は、日常と非日常が感じられる場所です。夏には夏の、冬には冬の空気が満ちています。四季折々の植物のきらめき、鳥のさえずりなど、日常に流れるぜいたくな時間を感じてください」と話してくれたのは、のさん。スタジアムでアントラーズを熱く応援してくれる天海さんは、「アントラーズと鹿島神宮、鹿嶋の街が一つになって、盛り上げていきたいですね」と力がこもります。

「非日常」の顔が見られるのは、約70万人が訪れる初詣やお祭りの日です。9月1日・2日は地元の人たちも楽しみにしている、・まち(1日)、・(2日)が行われます。「の」の字に引き回されるや、青竹につけられた提灯に、子どもたちは大喜び。天皇陛下の勅使をお迎えする、格式高いお祭りでもあります。

「鹿島神宮の神様は、日本建国・武道の神様であるです。“武”という言葉には、“躍動感あるものの息づかい”“ものごとを始める新しい力”という意味があります。スポーツをされる方はもちろん、事業での成功を願ったり、新たなチャレンジに旅立つ方が参拝されています」

人気のあるお守りとご紹介いただいたのが、三色の「勝守」と開運出世の御利益があるという「鹿島立守」。その御利益は、アントラーズの歴史を見れば明らかでしょう。
住所:鹿嶋市宮中2306-1
TEL:0299-82-1209
JR鹿島神宮駅から徒歩約10分
24時間参拝可能(神符守札授与所8:30~16:30)
9月1日 神幸祭・提灯まち
9月2日 行宮祭・還幸祭
湧水茶屋 一休(ひとやすみ)

奥宮から左手に坂を下ると、神聖な湧水が絶えない御手洗池に到着します。お隣の茶屋・一休(ひとやすみ)でちょっと休憩。湧水を使ったおそばやコーヒーが人気です。「全国からお参りに来た人に、地元のおいしいものを知ってもらいたい」という店主のこだわりで、ランチタイムには地元のそば好きも集まる人気店になっています。神宮を抜けて、歩いてスタジアムへ向かう途中にあるので、試合前にぜひお立ち寄りください。



住所:鹿嶋市宮中2306-1 鹿島神宮境内みたらしの池
TEL:0299-82-4393
営業時間:9:30~17:00
定休日:年中無休(荒天時はお休み)
(この記事は月刊アントラーズフリークスのホームタウン浪漫紀行に加筆修正を加えて掲載しています)