地元の漁師もオススメ!鹿島灘の恵み ももいろホッキ貝

アバターby:鹿行ナビ

こぶし大の立派な姿がももいろホッキ貝の特徴

鹿島灘の海の幸「ももいろホッキ貝」

ハマグリや鹿島ダコ、新鮮なお刺身など、鹿島灘の育んだ海の幸が自慢の鹿嶋市で、ももいろホッキ貝が注目を集めています。ぜひ、新しい味覚に触れてみてください。

「1kmほどの沖合で漁をしています」と内野さん

鹿嶋市が誇る二枚貝といえばハマグリが有名ですが、最近はうま味成分が豊富で栄養価が高いホッキ貝が人気になっています。おすし屋さんで見かける、ベロが赤い貝といったら、「知ってる!」という人が多いかもしれません。

鹿島灘で採れるホッキ貝は、加熱するとやわらかな桃色になるのが特徴です。「約70キロメートルにわたる広大な砂地で育った影響なんです。ほんわかしてかわいい色でしょ? 栄養価もたっぷりです」と鹿島灘漁業協同組合蛤部長の内野信行さん。肉厚があって、うま味がぎゅっと詰まったホッキ貝は、刺身はもちろん、パスタや炊き込みご飯にもぴったり。「私たちは子どものころから、ホッキ貝のカレーを食べて育ちました。絶妙な甘みと潮の加減がカレーをおいしくしてくれるんです」。ホッキ貝の漁は、昭和43年ごろからスタートしたということで、地元の食卓では「おなじみの味だった」ということです。

丁寧に水洗いして砂を取りのぞくのがおいしく食べるコツ

ももいろホッキ貝は、北の海で育ったホッキ貝と比較して、うま味成分であるグルタミン酸やアラニン、疲労回復などに効果があるといわれるタウリンなどが豊富に含まれています。資源の管理を徹底して、採りすぎないように我慢して育てながら、大洗町、鹿島灘、はさきの3つの漁業協同組合で、交代で漁をしているそうです。「鹿行地区を訪れたら、ぜひ鹿島灘の恵みを味わってください!」と内野さんは力を込めます。

(この記事は月刊アントラーズフリークスのホームタウン浪漫紀行に加筆修正を加えて掲載しています)


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