今回は旬の食材特集として、早場米の「一番星」を紹介します。今年は8月13日が発売日ということで、「道の駅いたこ 新鮮市場伊太郎」に再度お邪魔しました。
潮来市の原浩通市長とJAなめがたしおさいの棚谷保男代表理事組合長がPRしていました。そろって手にしているのが、「一番星」という極早生品種の新米です。
潮来市と潮来市大規模稲作研究会では、平成21年から水どころ水郷・潮来の”希望の星”となるようにと期待を込めて、茨城県の新たな早生品種「一番星」の育成に取り組み、平成24年に潮来市で産地品種銘柄申請を行い、平成25年には全国初の生産・出荷を行いました。
潮来市では、特別栽培(農薬と化学肥料を半分以下の量で育てる栽培)で13ヘクタール、一般栽培で33ヘクタールの一番星を作付けしています。カシマスタジアムのピッチ約51面分です。
今年は長雨の影響で心配されましたが、梅雨明けからの暑い日が続いたことで、すくすく育ってくれたとのことです。百聞は一食にしかずということで、お米を購入する文化のない田舎者の筆者も購入し食べてみることに。
お米さんたちが輝いています。早く食べてくれと主張しているようです。今から研ぎますから。炊きますから。
炊きあがりました。早速、一口パクリと。あ、ふっくらしてる。甘い。一粒一粒のモチモチの食感がいい。これは、美味しい。おかずなしに、米だけで米が食える。冷めてもからも美味しさは変わらず、おにぎりにも最適とのこと。そうでしょうね。自信をもってお勧めします。
仕事に不慣れな人や、新人のことを新米とも言いますが、諸説ある中で、何にも染まっていない真っ白なお米の状態に例えているという説があります。筆者も新米なので、「一番星」のように輝き、味のある人間になりたいと思いを巡らす食卓となりました。ぜひ皆さんもご賞味あれ。
文・写真:関口(鹿島アントラーズ 地域連携チーム)
道の駅いたこ 新鮮市場伊太郎
茨城県潮来市前川1326
TEL 0299-67-1161