とうとう10回目です。全10回と決まっておりまして、これが最終回になります。
さて、その8その9と『茨城100kウルトラマラソンinROKKOU(鹿行)』のことを書いてきました。今回もでございます。
第1回目の挑戦では100kmの半分にも満たない49kmでのリタイヤ。どうにか今度こそ!と臨んだ第2回目が、緊急事態宣言の前ではあったんですが新型コロナウイルスの影響で中止になりました。

そもそもこの大会自体が茨城を代表するような素晴らしいイベントで、今後もっともっと広まっていくはずと思っていた僕は、少しでもイベント自体の周知や盛り上がりに貢献できればという気持ちもあって挑戦していたので、どうにか第3回に繋げられることがしたいと思い、開催予定日だった当日に、勝手に一人で大会のコースを走ることにしました。
もちろん途中の水分補給や栄養補給のテントなどは出ていないので、相方のでれすけに協力してもらいました。
そして自分たちのYouTubeチャンネルで中継しながら走ったんです。
出来るだけ実際の大会ルールに乗っ取って、朝5時からスタートし、数カ所ある中継地点の制限時間内に間に合わなければ即終了という挑戦でした。
結果は約80km地点での時間オーバーでリタイヤとなりました。
多くのお応援コメントや、近隣の方々が見にきてくれて声をかけてくれたり、差し入れをくれたり、思っていた以上の反響をいただきました。
途中から一緒に走ってくれる方もいました。そんな皆様が折れかけた心を奮い立たせてくれて、とても心強かったです。
『折れかけた心を奮い立たせてくれて』というより『完全に折れた心を修復してくれて』の方が正しい表現かもしれません。
80km(12時間)走り続けるというのは、そういうことでした。
40km超えた辺りからは1kmごと、60kmを超えると100mごとに『もう嫌だ!走りたくない!』という波が襲ってきました。

『応援してもらってるんだ!頑張るぞ!』と、どうにか自分を奮い立たせても、1分も経たずにまた心が折れる…
これが永遠に続くようにも感じてまた心が折れるんです。
つまり『心が折れまくる』んです。

皆様の応援が無ければ、80kmまでは絶対に行けませんでした。

そもそもスタート前は『60kmを超えられればいいなぁ』なんて思っていたのが正直なところです。
そして『感動した!』や『よくやった!』と言ってくれる方もたくさんいました。
本当に嬉しかったです。
そんな皆様への恩返しは、『100km完走すること』だと確信しております。
来年2021年に第3回が開催されるのか、再来年になるのかは分かりませんが、次回も参加して今度こそしっかり完走しようと思います。
参加者は、それぞれ自分なりの目標を持って挑戦しているはずです。
ぜひ開催が決まったら、沿道などで応援をお願いします。
ランナー全員、本当に励みになると思います。
僕も三度目の正直となるように、そこそこ走り込んでいます。
ここ最近、父親から『マラソンよりもお笑いを頑張った方がいいんじゃないか?』と言われます。
とても核心をついた、心が折れそうになる、ありがたいお言葉です。
それでも自分を奮い立たせて走り込んでいます。
つまり、心を奮い立たせるメンタルトレーニングもバッチリということなんです。
全10回、読んでいただいた皆様、本当にありがとうございました。
僕オスペンギン山中が『第3回茨城100kウルトラマラソンinROKKOU(鹿行)』で完走できるのか、期待していただければと思います。
茨城を代表する鹿行のビッグイベント、色々な形で一緒に盛り上げていきましょう!