「食の宝庫」行方市
行方市では一年を通じて多彩な野菜作りが行われており、その種類は60品目以上にもなります。
行方市を囲む、霞ヶ浦と北浦の2つの湖では漁業が盛んに行われ、郷土の食文化を彩ってきました。
農業・水産業…それだけでも「食の宝庫」と言える行方市ですが、今回ご紹介するのは、農産物でも水産物でもありません。(農産物、水産物については随時ご紹介していきます!)
行方の豚、知ってますか?
【33,963】【34,193】
何の数字だかわかりますか?
数字の後ろにつく単位は「人」「頭」。
行方市の人口は33,963人、豚の飼育頭数は34,193頭。(令和2年8月1日時点)
人口より多い数の豚が飼育されている行方市ですが、現在は25軒の養豚農家がいます。それぞれの農家がこだわった飼料を与え、飼育環境に配慮しながら育てた豚は生後180日ほどになるとブランド名を背負って養豚場を旅立ちます。
養豚農家の軒数としては決して多くはない数字ですが、農家が愛情を持って育てる豚はすくすくと元気に育ち、行方らしいのどかな養豚が営まれています。
行方だから生産できる!行方の「米豚」
行方市では転作の一環として、飼料用米が作付けされています。飼料用米を10~15パーセント配合した飼料で育てた豚が「米豚」となります。
2つの湖の湖畔には水田が広がり、昔からお米の生産が盛んに行われている行方。米豚となるために必要なお米も行方産なので、正真正銘の「行方の米豚」といえるでしょう。
米豚は脂身に甘みがあり、あっさりとしています。肉質も柔らかく、噛めば噛むほどに甘みが出てきます。肉質の良さはしゃぶしゃぶにすると良くわかり、米豚は湯にくぐらせてもアクが出ない肉質です。
おいしさが詰まった「行方の米ぶた丼」
令和2年9月1日より、「行方の米ぶた丼」が販売されています。
米ぶた丼は、行方産の米豚、行方市沖洲地域の玉ねぎを使用しています。
米豚の複数の部位をブレンドした試作を何度も繰り返し、食感・風味・うま味などをおいしく感じる肉の部位の組み合わせの黄金比率により商品化しました。
沖洲地域の玉ねぎは、とても柔らかく甘みが強いのが特徴です。
開発については、「なめがたブランド戦略会議」の学生応援事業として、“ふるさとを離れている学生を応援したい”というコンセプトのもと生まれました。故郷の思いが詰まった米ぶた丼を食べて、行方市をおいしく思い出し、笑顔になるような商品です。
「行方の米ぶた丼」については行方市観光物産館「こいこい」で販売しています。
【お店の情報はこちら → http://www.namegata-koikoi.com/】
行方市が故郷でない方も、はじめましての方も、生産者・開発者の思いがギュッと詰まった「行方の米ぶた丼」をこの機会に味わっていただき、行方のおいしさを感じてみてください。